北谷町にある美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジは、基地の跡地を利用して開発された商業地で、週末はその一帯や付近まで渋滞になる程、観光客や若者、家族連れで賑わう。
ショッピングは勿論、食やアミューズメントの面も充実しており、今沖縄西海岸で一番ホットなスポットだと言えるだろう。
アメリカンな光景
美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ(以下、アメリカンビレッジ)は、アメリカ西海岸の代表的な町の一つ・サンディエゴにあるショッピングモール街を参考に建設されたそうだ。
モデルとなったモールは「シーポートビレッジ」といい、モール付近を散策中潮風を感じられるところ、そして趣味の異なる店々が集まりつつも不思議と一体感が出ているところは、スケールこそ違うものの似ている部分は多い。
また、綺麗なレンガ歩道やあちらこちらにそびえたつヤシの木々、オープンエア式でゆったりとした空間は、アメリカ西海岸の雰囲気が良く出ているように思う。
ある英語誌では『アメリカンビレッジは沖縄で最もアメリカンスタイルのモールに近いショッピングエリア』と評価されていたが、実際アメリカ人客を含め、外国人観光客も連日多く見かける。
衣・食・エンターテイメントまでとにかく充実!
ビレッジ内には、55の専門店が揃う大型小売店の『ジャスコ』、衣類・雑貨店やカフェ・レストランが充実する『カーニバルパークミハマ』、そして、食事や買い物が楽しめるだけでなく、ボーリングやカラオケなどのアミューズメント施設が揃う『シーサイドスクエア』などがある。
さらには、アメリカインポートグッズやミリタリー物などが集まる『アメリカンデポ』や、ファッションとクラブなどのナイトスポットが集まる『ビバリーパレス』、アメリカングッズや軍放出品、アジア諸国から仕入れた雑貨などが楽しめる『ワールドスクエア』に、飲食店などが豊富な『グルメ館』など、衣、食、エンターテイメントの店がずらりと勢ぞろいしている。
アメリカンビレッジというだけあって、アメリカングッズは勿論、アメリカでお馴染みのA&Wやスターバックスなどの店も揃っているが、テーマは「アメリカ」だけに留まらず、県外のインディーズブランド、アジアンテイストのグッズ、多国籍料理を提供するカフェやレストランなども充実している。
とにかく様々な嗜好の店が揃っており、チャンプルーショッピングモールと言われるに相応しいくらいだ。
勿論、充実しているのはショッピングだけではない。
エンターテイメント面においても充実しており、8つのスクリーンをもつ複合型映画館『ミハマ7プレックス プラス1』、50インチ大画面モニターが好評のボウリング場『シーサイドボウル』、バーチャルギミックアトラクションでお馴染みの『ドラゴンパレス』や、地上60メートルの高さもある観覧車『Sky Max60』、その他ゲームコーナーやカラオケなども楽しめる。
また、エステ、ネイルアート、ヘアサロンなどの美容関連のお店、DIYホームセンターやお土産品店、さらに、温水やプールがあるヘルスセンター『テルメヴィラ ちゅらーゆ』、地上24階建てのシーサイドホテル『ザ・ビーチタワー沖縄』などもあり、幅広く楽しめる所も魅力的だ。
体験!観覧車・Sky Max60に乗る
アメリカンビレッジのトレードマークにもなっている大型観覧車に乗ってみることにした。
カーニバルパークミハマの3階へ行き、早速チケットを購入、、、。
チケットは自動販売機での購入も可能だが、初めての利用で要領が分からない人や割引券持参の人にはすぐ横にあるカウンターで購入する事をお勧めする。
なんでも、チケットは今年の1月20日より値下げになったらしく、大人500円、小人300円と改変されていた。
さらに、カーニバルパークミハマ館内で発行してもらった1000円分のレシートを掲示、または公式サイトに掲載されているクーポン券を印刷して持参すれば、4名まで半額になるから嬉しい。
私も、印刷したクーポン券を利用したが、そのお陰で250円でチケットを購入する事が出来た。
『観覧車は値段が高い!』と思って敬遠していた方も、この特典を利用して乗ってみてはいかがだろうか。
さあ、チケット発行が完了したら、搭乗口で待っている担当の方にチケットを渡していざゴンドラへ、、、。
ゴンドラには全窓にフィルムが貼られたものと、半面に貼られたものの2種類あるが、好きなゴンドラが選べるようになっている。
私はゴンドラから見える景色をカメラに収めたかったので、半面にフィルムが貼られたゴンドラを選んだ。
15分間という短い時間と言えど、地上60メートルから見下ろす景色は素晴らしく、北谷町全体や近隣の基地の中は勿論、東シナ海まで一望出来る所は特に気に入った。
また、ゴンドラの中での静かな一時がとても心地良く、買い物で疲れた後に乗るのもいいかもしれない。
ゴンドラからの夕焼けや夜景も綺麗だと聞くが、時間帯をずらして利用するのも面白いだろう。
それから、お得な情報をもう一つ、、、。
カウンター受付係の方によれば、丁度今の時期からバレンタインデーの日までゴンドラに流れる曲のリクエストを受けつけてくれるそうだ。
自分の好きな曲や思い出のある曲が入ったCDまたはMDをカウンター受付まで持参すると、係員がチェック後にその曲を流してくれるのだとか、、、。
日にちが迫っているのにバレンタインデーの演出に困っている方、このサービスを利用してさりげない演出を図ってみては!?
近辺エリアも要チェック
アメリカンビレッジは、風力発電機が目印の『北谷公園』、防波堤の壁画が印象的な『宮城海岸』、その名の通り夕日が綺麗な『サンセットビーチ』に隣接しており、ショッピングの合間に休憩している人達やゆっくり寛いでいる人達を見かける事もある。
すぐ隣の、ハンビー飛行場跡地を利用したハンビー地区には、大型ショッピングセンター『サンエー・ハンビータウン店』を初めとし、様々な飲食店や個性的なブティックなどがずらりと並んでいるが、英国の商船インディアン・オーク号をモチーフにした遊具がある事で有名な『安良波ビーチ&安良波公園』や、夜になるとお祭りのような賑わいを見せる『北谷町フリーマーケット』も是非チェックしたいスポットだ。
施設情報
敷地内には1500台収容の無料駐車場が完備されている。
観覧車SkyMax60
営業時間/10:00 ~23:30 もしくは11:00 ~23:30(季節により変動。台風の日は休み。)
料金/大人 500円、 小人 300円(3歳までは無料)
※カーニバルパーク館内の各店舗にて発行された当日のレシート 1,000円以上持参で、観覧車チケットを半額で購入出来る。(複数のレシートを合わせてもよいが、カーニバルパーク館内で発行されたレシートに限る。)尚、レシートは回収される事になっている。
※20名からの団体割引あり。但し、予め電話予約が必要。